快適さの見分け方

  • 2018.10.15 Monday
  • 23:31

JUGEMテーマ:フェルデンクライス

 

フェルデンクライスの

ATM(Awareness Through Movement)というレッスンでは、

自分で動きながら感覚に注意を向け、

もっと楽なやり方、

快適なやり方、

楽しいと思うやり方を探していきます。

 

「正しい動き」「間違った動き」などの評価はなく、

それが自分にとって快適かどうかが

基準になります。

 

その人の状態によって変わってくるので、

人それぞれ、快適な動きは違います。

 

これだ!と思っても、

さらに良い状態というのがあります。

 

進歩や改善に終わりはないのです。

 

そうして、

レッスンで快適な動きを探していると、

普段の生活の中でも、

自然と、脳が快適な体の使い方を選択するようになります。

 

・・というようなお話を

 

先日書いた「姿勢」に関するセミナーでしたところ、

こんな質問をいただきました。

 

『自分がいつも「楽」だと思ってしている良くない体の使い方と、快適な体の使い方をどうやって見分けるのですか??』

 

深い質問でした。

 

確かにそうです。

 

背中を丸める姿勢も、

どちらか一方の脚に重心を乗せて、ゆがんだ感じの立ち方も、

それが楽(快適)だと思ってしているのですよね。

 

それとどう違うのかと。

 

違いを1つ上げるとすれば、

 

それは、

自分に「注意を向けている」か「いない」かです。

 

自分の体の声を聴くことなく、

習慣的にやってしまっている、

何となく力を抜いて「楽だ」と思っている体の使い方は、

どこかに、負担がかかっていたりします。

 

人間が、重力に逆らって直立して立っている状態で、

ちゃんと骨格が重さを支えていない状態にあります。

 

例えば、背中を丸めて頭が前に出ている時

 

頭の重さを背骨で支える位置にないので、

首のどこかで頭を支え、

負担がかかっていて、辛いはずです。

 

 

それに、胸がつぶれているので、

空気の入る量が少なく、

呼吸も浅くなって、苦しいはずです。

 

でも、ちゃんと注意を向けていないので、気づかず、

「楽だ」と思っているのですね。

 

でもそれが、楽ではないと気づくためには

自分に注意を向けて、

違いを見分ける練習が必要なのです。

 

前に書いたように、

習慣的に胸の筋肉に力を入れたままだと、

背筋を伸ばすのは楽ではないので、

背中を丸めている方が楽な感じがします。

 

まず、無意識に自分がしていることに気づいて、

それをやめなくてはならないのです。

 

「どうしたら、見分けられるのか」

という質問でしたが、

 

それを見分けるための識別力を磨くのが、

フェルデンクライスのレッスンなのです。

 

 

 

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フェルデンクライスでの「良い姿勢」

  • 2018.10.08 Monday
  • 22:50

JUGEMテーマ:フェルデンクライス

 

先日、「姿勢」に関するセミナーをやらせていただきました。

 

参加された方々が、熱心に興味を持ってくださったので、

とても楽しい時間をすごせました。

 

タイトルに「良い姿勢」

と書いたのですが、

 

フェルデンクライスでは、

「こういう姿勢が良いですょ」

とは言いません。

 

「骨盤をこういう位置に」

というような、アドバイスもありません。

 

自分にとって、

最も快適な立ち方を見つけるための

材料を探すのです。

 

それは、自分が思ってもいなかった

ものかもしれません。

 

「良い」「悪い」と評価しないのが

フェルデンクライスのよいところなので、

そもそも「良い姿勢」という考え方自体が

ないのです。

 

こういう捉え方をするものって

他にあまりないですね。

 

 

最近買った、アナット・バニエルの

『限界を超える子どもたち』

という本に、似たようなことがありました。

 

 

アナット・バニエルは、

モシェ・フェルデンクライス博士の初期の頃の生徒で、

子どものレッスンを多くされていています。

 

例えば、

なかなか自分で座ることができない赤ちゃん。

 

一般的には、何度も座る姿勢をとらせて、

座る練習させようとするでしょう。

 

でも、モシェもアナットも、

その子供に座らせようとはしません。

 

「子どもは、自分にできることなら、とっくにしている。」

ということです。

 

今できることの周辺の、色々な探索をして、

 

例えば、

床を押すこととか、

骨盤と頭がどうつなっているのか

腕をどう使うのか。

体重をどう移動させるのか。

 

たくさんの小さな情報が蓄積され、

脳の中で、多くの神経の繋がりができて

 

座る方法を、自分で見つけ出すための材料がそろえば、

脳はその情報を使って、

座るためのパターンを作り出すはずだ、と。

 

子どもの脳自体が、

解決方法を見つけ出せるように手伝いをしていく。

 

姿勢のレッスンの考え方と同じです。

 

 

呼吸もそうです。

 

〇○呼吸法のような

1つの呼吸の仕方を覚えるのではなく、

 

呼吸に使うことができるのに使っていない、

たくさんの筋肉や関節の動きを促して、

 

呼吸というハーモニーに

なるべく多くの部分が参加できるようにする。

 

そして、生きていく上で必要な

様々な呼吸が、自由にできるようにする。

 

フェルデンクライスって、

脳がより良いやり方を見つけるための

材料集めの、お手伝いみたいなものなのかな。

 

そしてそれは、

「〇○法」を学ぶよりも、

確かで、役に立つものなのだと思います。

 

 

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きれいな姿勢と、学習

  • 2018.03.17 Saturday
  • 20:43

JUGEMテーマ:フェルデンクライス

 

先日、プライベートレッスンを受けてくださった方が、

 

レッスンの後で

「姿勢がよくなった感じがする。」と、おっしゃって、

 

「これが、一番良い姿勢なんですか?」

と、質問されました。

 

答えは、‥残念ながら、

一番、ではないのですね。

 

 

美しい歩き方や立ち方の教室 だったら、

「はい、それがいい姿勢ですよ。

 それを覚えておいてくださいね。」

‥と言われるかもしれません。

 

それは、きれいに見える

「形」を教わっているのかもしれません。

 

 

フェルデンクライスは、

お手本となる、1つの良い姿勢や

良い歩き方を学ぶものではないのですね。

 

色んな動き方や姿勢が自由にできるような

「選択肢を増やす」ものなのです。

 

だから、立ち方も、

身体を固めて静止している状態ではなく、

自由で楽な「動き」の中の「一瞬」を切り取ったものです。

 

ほんの少しの力で、

どちらの方向にも自由に動き始めることができる。

 

振り子が止まっているような感じ。

 

 

胸をはって、

アゴを引いて

肩を後ろに引いて、

お腹を引き上げて、、、

 

力いっぱい、あちこちを引き上げたり、

引っぱったり

 

よく「良い姿勢」と言われる状態から

続けてエレガントに動くことができますか?

 

前から飛んできたボールを、ひょいとよけたり、

 

後から、突然何かに襲われた時に

素早く身をかわすことはできません。

 

 

一つの形を習ったり、

治療するようなものだったら、

 

はい、治りましたとか

はい、できました。

ということになるのでしょうが、

 

 

フェルデンクライスは学習なので

改善することに終わりはないのです。

 

姿勢も、動作の一部を切り取ったものなので

 

例えば、背骨の動きがやわらかくなれば、

もっとよくなります。

 

肩甲骨や、股関節の動きがなめらかになれば、

もっと優雅になります。

 

胸・肋骨が自由に動けば、

微妙なニュアンスを表現することができます。

 

そして、もっと自由になります。

 

 

1つのことが改善されると、

今まで気づかなかった、

別のことが気になってくることがあります。

 

それを改善すると、

今度はもっと上のレベルのことが気になってくる。

 

 

少し上達しても、

長年の習慣を変えるのは簡単ではないので

元に戻ってしまい、

 

また上達しても、また戻ってしまう。

 

でも、よく観察すると、

戻る場所が少しずつ前に進んでいる!

 

ある時ふと気づくと、始めたころとは全く違う場所にいる。

 

どんなに一流のダンサーでも、さらに上を目指すように、

学習して上達することに上限はないのです。

 

「The sky is the limit.」

 

空がリミット。

 

逆に、制限するものはなにもない。

可能性は無限だという意味です。

 

 

「今の状態が、一番ではないですょ。」

 

というのは、そういう意味なのです。

だから、がっかりしないでくださいねサキ

 

そして、

たとえば、英会話教室に1回行っても

英語をしゃべれるようにはならないように、

学習は、続けていくことで身についていくのです。

 

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感情って、体の感覚なのです。

  • 2017.11.26 Sunday
  • 22:16

JUGEMテーマ:フェルデンクライス

花

今日のグループレッスンは

通称『Spine Chain』というレッスンをやりました。

 

背骨の鎖。

 

背骨を1本の棒のようなものではなく、

鎖のようなイメージで動きを探ります。

 

そして『背骨の上の方』が動くレッスンです。

 

背骨は、

・頸椎7個

・胸椎12個

・腰椎5個

の24個でできていますが、

 

胸椎の上の方、ちょうど首の少し下のあたりは

動きを失いやすい場所です。

 

普段使わないので、

背骨が1つ1つバラバラではなく

固まりでしか動かなくなってしまうのです。

 

胸が硬い、という人は

背骨のこの部分が硬くなっている場合があるそうです。

 

なので、

逆に、この部分に動きが生まれると、、、

 

胸がやわらかくなり

呼吸が楽になり

声が楽になり

なぜか、目もすっきりパッチリしてしまって

 

すごく大きな変化があります。

 

『何だか、違う人になったみたいな。。』

‥というのは、参加した方の中から出てきた言葉ですが。

 

 

このレッスンは、

何年か前に、ウィーン音楽大学の教授でピアニストの

アドリアン・コックス氏が日本で行った

「ピアニストの為のフェルデンクライス」

のワークショップでされたのと同じレッスンです。

(私はピアニストではありませんが・・)。

 

その時、レッスンの前後に

同じピアニストの方が演奏をして、

その違いを確認したのですが、

 

レッスン後の演奏を素晴らしいと感じたのは、

演奏の変化だけではなく、

聴いている自分の体の変化も影響している!

と気づいたのです。

 

音が自分の胸の中でやわらかく振動している、というか

耳ではなく、直接体の中に音が浸み込んでくるような。

体で、音を受け止めている感じ。

 

『胸にしみる』というのは、

文字通り、こういう感覚なのかな。

 

『耳』で聴いているという感じよりも

より心に深く訴えかけ、じーんと感動するような。

 

 

そんな話を、みなさんにしたら、

 

じゃぁ、音楽をかけてみましょうか!

ということになり、

 

スタジオのスピーカーで

『アヴェ・マリア』聴かせてくださいました。

 

今日のレッスンでは

いつもはあまりしないのですが、

ところどころ、私も床に寝転がって、動きながら進めていたので、

 

私も、参加した方と同じレッスン後の感覚を持っていました。

 

胸のあたりに、じわぁっと暖かいものが広がるような

音に聴き入ってしまうような感じでした。。

 

他の方々も『聴こえ方がぜんぜん違う。』と。

 

歌の上手な女性の方は

『何だか歌いたくなった・・』と言ってました^^。

 

パフォーマンスに感動するというのは、

パフォーマーの側のコンディションだけではなく、

受ける側の体の状態によっても、変わるのかもしれないというのは

何だか面白いです。

 

 

音楽を聴くことだけではなく、

 

例えば、もし三重奏を演奏するとしたら、

お互いの音をこんな風に受け止めながら演奏できたら

素晴らしいでしょう。

 

例えば、お芝居だったら、

相手のセリフやお芝居を

体で受け止めるような感覚になるのかもしれません。

 

 

普通、『感動する』のような感情って、

思考と同じように、頭で感じるものとイメージするかもしれませんが、

 

感情って、体の感覚なのです。

 

 

『胸がふるえる』と言いますが、

感動した時の、

胸のあたりが熱くなるような感じ。

 

誰かを好きだと思った時の

胸がやわらかく、ふわっと、

温かくなるような感じ。

 

不安を感じた時の、

重苦しい、何か鉛のようなものがつかえたような感じや、

胃のあたりをぎゅっと掴まれるような感覚。

 

緊張した時の、

体がぎくしゃく硬くなって、

呼吸が浅くなり、喉がつまる感じ。

 

そんな、体の感覚がなければ、

私たちは、自分の感情に気づかないかもしれない。

 

逆に、

より感動を深く受け取ったり、

不安や、緊張を減らすようなことも、

体からのアプローチでできるのです。

 

何か、大きな可能性を感じます。

 

 

『マインドフルネス』 とフェルデンクライス <その2!> 考えること

  • 2016.07.19 Tuesday
  • 21:47

黒猫

『マインドフルネス』 とフェルデンクライス <その1!>

より、続き・・・。

 

様々な病気の原因になる

ストレス。

 

で、ストレスを解消するために

最近、色々なところで紹介されている

『マインドフルネス』

 

ふだん私たちは

自分自信に注意を向けることを

サボっているのかもしれません。

 

それで、

今この瞬間に、自分の五感が感じているものに注意を向ける代わりに

何をしているかというと‥

 

色んなことを考えている。

 

『今』ではなく、過去のことや、未来のこと‥

 気になることや‥

 不安になることや‥

 腹のたったことや‥

 嬉しかったことや‥

 

思考というのを

『自分の意志で考えているのだ』

と、思っている方も多いと思いますが、

 

流しっぱなしのラジオを

強制的に聴かされている、という感じです。

 

勝手に浮かんでくるもの。

 

考えることをやめるのはむつかしい。

『何も考えない!』と思っても

雑念は消えない。

思考は自分の意志ではないのですね、たぶん。

 

今日考えていることの多くは、

昨日も一昨日も考えている‥

と言われます。

同じことが、何度も何度もくりかえし

無限のループのように、

浮かんでは消えていくのです。

 

 

だいぶ前に読んだ本です。

 

脳卒中で、左脳の機能を完全に失った

脳科学者のジル・ボルト・テイラー。

彼女が自ら記した、回復までの記録。

『奇跡の脳』

 

 

 

左脳の機能を失っている時

彼女が感じていたのは、

愛や平和、自由に満ちたやすらかな感覚だった。

 

ところが、

左脳の論理的な機能が回復してくると同時に

エゴや嫉妬心、傲慢、不安、過去の辛い記憶の再生・・

そういう回路も戻ってくるのを感じたのです。

 

 

ジルは、

左脳のもっとも顕著な特徴は

『物語を作り上げる能力』、だと言います。

事実の断片から、

嫉妬、恐れ、怒りなどのマイナスの感情をよびおこし

最悪の事態ばかり考えてしまう。

 

『左脳マインドの言語中枢と

 「物語作家」が正常に機能するようになったことで、

 わたしの心は、

 ありえない話をするだけでなく、

 マイナスの思考パターンに

 つなごうとするようになりました。』

 

彼女が、脳卒中の経験から得たことの一つは、

そんな、心にくりかえしこだまする

思考のループに

無防備にならないように

『心の庭を注意深く手入れする』ことでした。

 

『思考は、自動操縦で勝手に動き回る』から。

 

ジルが、そんな左脳の暴走をコントロールし

心の舵を自分で握るために実践しているという

「右脳マインド」に戻る方法の一つが

 

この 『マインドフルネス』 そのものなのです。

 

食べ物の食感や舌触りを注意深く感じること。

香りを感じること。

音を聞くこと

あるいは、音を遮断すること。

皮膚の感覚に注意をむけること。

 

『感覚の刺激を利用して「現在の瞬間」へ戻る』

 

ふわふわと飛び回る思考を

今の瞬間につなぎ止める

 

ジルは、運動系の機能を利用して

「現在の瞬間」へ戻る方法として、

ヨガや太極拳と一緒に

フェルデンクライス・メソッドをあげています。

(脳卒中後の顎の機能を回復するためにも

 フェルデンクライスが役に立ったと書かれています)

 

マインドフルネスの番組を見て

フェルデンクライスとつながっている部分があるなぁ

と思っていたので書いてみましたが、

‥長くなってしまいました!

 

誤解のないように

一応最後に言っておきますが、

フェルデンクライスは、マインドフルネスを目的としたものではないですょ。

 

そういう効果もあるのかもしれないのが、興味深い。

ということです。

 

 

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JUGEMテーマ:フェルデンクライス

 

『マインドフルネス』 とフェルデンクライス <その1!>

  • 2016.07.18 Monday
  • 17:17

JUGEMテーマ:フェルデンクライス

夏

暑いですね。

 

少し前ですが、

NHKスペシャルの「シリーズ キラーストレス」という番組で

ストレス対策に『マインドフルネス』が、紹介されていました。

 

内容はこちらです

 

私は、聞いたことがあるくらいで、

どういうものかはちゃんと理解していないのですが‥

 

たぶん、自分に起こっていること、感覚に

100%の注意を向けるということかな?

 

集中力や、免疫力も高まり、リラックスし、

自分をコントールできるようになるなど、

色々な可能性があるのだとか

 

瞑想に近い物にもなります。

ただ、目を閉じて、

自分の呼吸でお腹がふくらんだり、縮んだりするのに

注意を向け続ける。

 

あるいは、冷たい空気が鼻から入ってきて、

温かい空気が鼻から出ていくのをただ感じる。

 

いま、その瞬間に自分の五感が感じているものに集中する。

 

普通に生活していると、

おそらく、そんな風に自分自身に注意を向けることはあまりない。

 

外から来る情報や、または自分の思考に気をとられていて

自分が何を感じているのかを、あまり意識することはない。

 

‥ということは電気

フェルデンクライスのレッスンでやっていることも

『マインドフルネス』 みたいですね。

 

レッスンの間、プラクテシショナーの言葉を聞きながら

 

体の他の部分がどんな風に動いているのか・・

どんな風に動きが伝わっていくのか・・

どうしたら、もっと楽に動けるのか・・

何が動きを妨げているのか・・

 

自分自身の感覚に、注意を向け続ける。

 

そういえば、

フェルデンクライスのレッスンを

『動く瞑想』 という人がいますが、

 

私はそういう言い方は

偏ったイメージになるので

あまり好きではないのです…。

 

瞑想もスピリチュアルも、

否定してはいませんが、

フェルデンクライスを説明する上で、

そういう言葉は使わないということです。

 

創始者のモシェ・フェルデンクライスは科学者で、

様々な理論や研究や経験から作り上げられたメソッドなので

基本的にスピリチュアル的なものでは

ないからです。

 

 

でも、フェルデンクライスを、

ちょっと新しい視点でも考えられそうな気がします。

 

 

『マインドフルネス』 とフェルデンクライス <その2!> 考えること

 

に、つづく。

 

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大人の発達障害と フェルデンクライス

  • 2015.05.12 Tuesday
  • 12:29

花
5/9(土)
慶応義塾大学に
日本子ども学会主催の

『不器用な脳〜協調から見た発達障害〜』
中井昭夫先生

(兵庫県立リハビリテーション中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター)
を聴きにいきました。

‥少し早く行って
まず、クラシックな学食『山食』でカレー(¥320!)を食べ
(さすがに学食は、ご飯の盛りがいい
Docomo_kao8

 

4Fの眺めのいい、おしゃれなカフェテリアで珈琲(¥210)をいただきコーヒー

 

福沢諭吉先生の像や、重要文化財の建物を散策し葉

 

大学気分をさんざん満喫した後ハート
教室へ。

発達性協調運動障害
(DCD: Developemental Coordination Disorder)

日本ではまだ、『不器用』 が

『脳機能』 である 『協調』 の発達の問題である
という認知が、教育現場でも医療現場でも低いのだそうです。

『不器用なのは、身体ではなく、脳である』
という言葉を聞いて、


やっぱり、フェルデンクライスとつながるなぁと感じました。

フェルデンクライス・メソッドの創始者
モシェ・フェルデンクライスも

『私が興味があるのは
 柔軟な体ではなく、柔軟な脳である』 

と言っています。


自分の体を自動的に認識し、

自動的に調整するという脳機能。

協調運動は、自閉症やコミュニケーション能力にも大きな関わりがあるのだそうです

『自閉症』 の問題の大半は
よく言われる 『対人関係』 の問題ではなく
実は 『知覚や運動』 のレベルなのだそうです。

中井先生の考え方は
日本の医学会では、まだマイノリティだそうで、
少し、意外な感じがします。

最後の質疑応答で言われた言葉が、印象的でした。

「『障害は個性である』 という考え方には、疑問を感じます。」


たとえば、協調運動障害
DCD(Developemental Coordination Disorder)ならば

その障害を持った人は、色んな『生きづらさ』を抱えている。


その 『Disorder』= 障害、困難、生きづらさを取り除いた部分が
特性であり個性なのだ。と。

そして、その生活の中での生きづらさがなくなれば
もはや、それは 『障害』 ではなく
『強い脳の個性』 である
DCD ⇒ DC それは、1つの個性。

実際、この世界を作ってきた 『天才』 と呼ばれる人たちには
発達障害であった可能性のある人が多いのだそうです。

  参考:中井先生の『発達障害の診察室で考えていること』

フェルデンクライスも、治療ではなく、
そういう 『生きづらさ』 を少しでも減らす方法を探していく為の学習でもあり、
人生をより良くしていく
ための道具でもあります。


そうした、子供時代の協調運動の障害の50〜70%は、
大人になるまで継続するのだそうです。

大人になると、子供の頃とはまた違った
困難や、生きづらさに遭遇するのではないでしょうか。



花
去年から、発達性協調運動障害のクライアントさんと
プライベートレッスンをしています。

最初にメールをいただいた時
数人の知り合いに問い合わせをしました。

・何が必要なのか‥
・何をしてはいけないのか‥

私は、医療系の背景がないので
レッスンに申し込まれた方に、何か「病名」を言われると、
多少オタオタします
Docomo_kao1

そして医療に携わっている友人に助言を求めます。

答えは 『普段どおり、普通にやったらいいんじゃない?』 ということだったので
特別なことを考えずに、普通にレッスンを始めました。

39歳の女性。
普通にお勤めをされています。

ご本人の了承をいただき、
むしろ、自分のようなケースを知ってほしいと言っていただいたので、
紹介します。

彼女は、大人になってから発達障害と診断されたそうで
子供の頃からずっと、
自分が極度に『不器用』なのだと思って生きてきたようです。

『発達障害』 と、診断はされたが、
特にリハビリのようなものを紹介されたりという
その後のケアはなかったそうです。

趣味のテニス。

不随意の動きが邪魔してなかなかうまくいかず、
テニスをやめることも考えたけれど‥

『やめる前に、精一杯努力をしてみよう』
と、私のところに来てくださいました。

だいたい隔週で、半年以上2人でレッスンを続けてきました。

彼女とのレッスンがうまくいっているとしたら
それは、彼女の感性の豊かさに大きく助けられているのだと思います。

彼女は、自分の変化を敏感に感じ取り、
そして、毎回 的確に言葉にして伝えてくれます。

それは、私にとっても貴重な経験になっています。

 ・テニスのラケットまでが自分の手だと思えるようになった
 ・からだの感覚がはっきりしてきた
 ・失敗した時に、何が悪かったのかわかるようになってきた
 ・不随意運動が少なくなった
 ・歩くのが楽しくなった
 ・ダメな時に、違うやり方を試してみるようになった
 ・できることが増えて、かえってやりすぎてしまうのが心配‥
 ・他人との関わり方が変わってきた

そういう報告を聞くのは、
私にとっても、とてもうれしいことです。

でも、いい時ばかりではないようで‥
日常の出来事やストレスなどが影響して、
古いやり方が戻ってきてしまったり、
自分の中で、古いものと新しいもののバランスがとれなくなって
たぶん‥、自信をなくしたり。 がっかりしたり‥。

それでも、はっきりしているのは、
たとえ、行ったり戻ったりを繰り返したりしても、
『変われる可能性がある』 ということがわかった、ということ。


フェルデンクライスは、きっとこういうケースには役に立つツールだと思います。

私は発達障害などの専門家ではないし
今回、私にとっても初めての経験です。

何がよかったのか‥、
そういうことも、理論的には はっきりわかりません。

レッスンを、一つのきっかけとして
彼女自身が、『自分の力で』 どんどん変化を起こしているのだ、
というようにも、私には見えます。
それはそれで、素晴らしいことだと思います。

フェルデンクライスのプラクテショナーは
『教える』 というよりは
その人自身が 『学習する場を提供』 し、
その人が、すでに自分の中に持っているものを発見し、
気づいてもらう。
難しいですけどね。


最初にレッスンが終わって、少し歩いていただいている時に
腕があまり動いていないことに気づいて、
『腕も動かしてみましょうか』 と言うと…、

『子どもの頃、行進が苦手でした‥』 と、しぶしぶやってくれましたが、
手と足の動きがバラバラでした。
協調運動とはこういうことか‥、と納得した。
子供の頃、学校行事などでは、きっと辛い思いをしたでしょうね。

骨盤や下半身の動きを、上半身に伝える
『背骨』の感覚や柔軟性を意識したレッスンを何度かやってみました。

今は、意識しすぎて緊張しなければ
普通に、腕と脚をうまくオーガナイズして歩いています。


フェルデンクライスは 『治療』 ではありません。
その中心には
人間は1人1人まったく違う、という考え方があるので
マニュアルもありません。
レッスンの効果も人によって全く違います。

でも、もし、同じような困難を感じている方がいらっしゃったら
一緒に改善する方法を探してみませんか?



 

 

 

 

 

 

 

 

 

慶応義塾大学には、
素晴らしい銀杏の樹がありました!


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『女子 SPA!』 掲載記事

  • 2015.03.28 Saturday
  • 18:59
桜
桜が開花したと思ったら
もう満開に近くなっています。

春は一気に来ますね。

昨日、web雑誌の 
『女子SPA!』 に掲載された記事が配信になりました。

”フェルデンクライス・メソッド” で身体スッキリ

     

ライターの方にレッスンを体験していただいた記事です。

ぜひ、ご覧ください。


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いい姿勢って?

  • 2014.08.13 Wednesday
  • 12:52
ハート
前回、

フェルデンクライスで Happy&Beauty ♪」の記事で


「胸が上がる」と書いたのですが、
良い姿勢って、胸をはった姿勢なのでしょうか?

どうですか?
小学生の時に習った
「気をつけっ!胸をはって。背筋を伸ばして」
というイメージを引きずっていませんか?


または、何かの雑誌の特集にあった
『美しい立ち方』

胸を高くして
肩を後ろに引いて
耳と肩のラインをそろえて
あごを引いて
お腹を引き上げる。

‥でも、このまましなやかに動けますかー?
からだが、ガチガチではないですか?

そのまま静止しているのならいいのですが。

フェルデンクライスでは
立っている姿勢も、座っている姿勢も
動きの中の一部、動きの中の一瞬だととらえます。



糸に吊られた振り子が止まっているときのように
少しの力でどの方向にも動くことができる状態です。

振り子が止まっているときに
ガチガチに力が入っているということはないわけで‥。

私がいい姿勢だと思うのは
無意識に入れている力を手放した
ニュートラルで、楽な状態です。


お腹を引き上げたりはしていません、

背筋を伸ばしすぎて
背骨を硬くしたりもしません。

背骨は、胸のところで後ろにカーブしているのが自然な状態で
このカーブがなくなってしまうと
やわらかくバランスをとることもできないし
肩や背中も痛くなります。

肩も少〜し前に出ているくらいが自然で
後ろに引きすぎると
呼吸も苦しくなるそうです。
確かにそうですね。

肩甲骨を寄せて、肩を後ろに引きすぎている人
たまに見かけますが
背骨が硬くなって、苦しそうに見えます。
何かの不調の原因になっているかもしれません。

いつも「いい姿勢」を心がけている人は
背中を丸めるのが苦手だったりもします。

「背中を丸める」って
実は色々な動作に含まれる、大切な要素なのです。

体が楽で
呼吸を自由にできる快適な状態。


どんな姿勢が心地よくて美しいのかは
自分の体に相談してみませんか ハート

だって、小学生のときに習った「気をつけ」の姿勢
美しいと思いますか??

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フェルデンクライスで Happy&Beauty ♪
フェルデンクライスの本当の変化とは‥




          フェルデンクライスについての詳細はこちらへどうぞ
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フェルデンクライスで Happy&Beauty ♪

  • 2014.08.03 Sunday
  • 17:03
すいか 暑いですね。

姿勢が前かがみになって、
胸がおっこちていませんかDocomo_kao1


猛暑‥、 TVやネットのニュース‥、 街の人混みや満員電車

仕事や人間関係だけではなく、
気づかないうちに、ストレスの原因となってしまうことは
たくさんあります。


前にも書いたかもしれませんが、
前側、胸の方の筋肉を「屈筋」
後ろ側、背中の方の筋肉を「伸筋」といいます

ストレスを感じると
「屈筋」に力が入ります。
胸の方の筋肉をぎゅっと縮めてしまうのです。

これは逃げたり闘ったりする準備となる自然な反応で
ストレス、不安感、恐怖、危険を感じた時におこります。

日々のことだと
自分では、力を入れていることに気づいていないかもしれません。


フェルデンクライスのレッスンを受けると
屈筋と伸筋のバランスが取れるようになります。


働きすぎていた屈筋がその力を手放し、
伸筋が適度に働くようになります。

下に落っこちていた胸が上がってきます。

女性は、胸が上に上がった方が美しく見えますね。

女性だけではありませんょ。
男の人も、胸が下がっていると
貧相で頼りな〜く見えるかもしれません。

姿勢は、見た目の第一印象を大きく変えます。


バストアップすると、内臓も上の方に上がってくるそうです。


そして、胸が上がってくると
ハートのチャクラが開くのだそうですょ
ハート2
オープンマインド。
そして、胸の真ん中から前に向かってエネルギーがパーッと出てくるのですって
き

あ、チャクラの話はフェルデンクライスではなく
私にはまったくわからないので、
聞いた話ですが…。

実際に胸を縮めてうつむいたり、ふわっと胸を広げたりしてみてください。
なんとなく気持ちの変化を実感することができますょ。

この間、テレビで
力強いポーズをとるだけで
血液中にやる気が出る物質が増える、という研究をやっていました。

そう。実際に気分だけの問題ではないのです。

美しさも、ハッピーな気分も、エネルギーも
体から生まれる。


フェルデンクライスで、Happy&Beauty でした
♪

<関連記事>

フェルデンクライスの本当の変化とは‥

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